Vol.7

自分の将来像を描き、一歩ずつ前進したい


洛和会音羽病院でキャリアの第一歩を踏み出した中川先生。研修医として臨床経験を積むなかで感じた喜びや課題、さらに現在の中川先生を築いたこれまでの歩みや将来の目標について伺いました。
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中川 博道ひろみち 先生


洛和会音羽病院 初期研修1年目

Profile

オフは大好きなスポーツで汗を流してリフレッシュするという中川先生。院内のマラソン大会にも出場予定。 しかし気がつくと、医学書を開いて勉強をしていることが多いとのこと。

中川 博道ひろみち
先生


洛和会音羽病院
初期研修1年目

Profile

オフは大好きなスポーツで汗を流してリフレッシュするという中川先生。院内のマラソン大会にも出場予定。
しかし気がつくと、医学書を開いて勉強をしていることが多いとのこと。





 当院の研修病院としての特長は、救急症例を数多く経験できること、充実した朝のレクチャー・昼のカンファレンス、地域医療研修が挙げられます。救急は年間約30,000例(救急車搬送:6,000例以上)受け入れており、研修医は2年間で約1,000例を経験します。
朝のレクチャーは、指導医がテーマを設定して講義を実施。昼のカンファレンスは毎日1時間かけて診断推論型症例検討を行います。また地域医療研修では、北海道または東北の診療所で4週間、一般外来や在宅診療など、地域に密着した医療を体験。こうした実践的な研修によって幅広いスキルを身につけ、迅速・適切に診療する力を養います。
 当院で初期研修を受けている中川先生も志望する外科以外の学習を積極的に行い、医師としての基礎を固めていると感じます。修了後は学んだことを統合し、診断・治療に活かせる外科医になってくれることを期待しています。
 初期研修は、医師が生涯携わっていく専門領域以外についてハンズ・オンで学べる唯一の期間です。これから初期研修に臨む方には、ジェネラルマインドを持って取り組んでほしいですね。京都府医師会が主催するワークショップなども、広い視野を身につける良い機会だと思います。

遊びに来ていた弟と自分の下宿先で豚肉のお好み焼きを作って食べた。食べ始めて30分後くらいからお腹のあたりが痒くなった。どんどん全身に痒みが広がって来て、咳も出はじめた。呼吸も苦しくなり、お腹も痛くなった。しんどそうにしている兄を見て弟が救急要請。

Q1:看護師への指示で最も正しいものを選べ
A アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 皮下注射して下さい!
B アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 静脈注射して下さい!
C アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 筋肉注射して下さい!

A1:C アナフィラキシーです!アドレナリン0.3mg 筋肉注射して下さい!

落ち着いたところで当直医は本人と弟によく話を聞きました。いままでこんな事は一回もなかった。アレルギーも絶対ない。食べたのはお好み焼きだけで、あとは水しか飲んでいなかった。

Q2:救急でさらに聞きたいことや行いたい検査があれば書いて下さい。
Q2:お好み焼き粉の開封時期と保存方法を聞く、粉を持ってきてもらい、水をたらして顕微鏡でチェック