第16回京都マンモグラフィ講習会開催のお知らせ

               第16回京都マンモグラフィ講習会開催のお知らせ
 読影部門(医師)は2015年2月28日(土)~3月1日(日)の2日間,技術部門(医師・診療放射線技師)は2015年1月31日(土)~2月1日(日)の2日間,府医会館において日本乳がん検診精度管理中央機構,府医,京都マンモグラフィ研究会の共催で第16回京都マンモグラフィ講習会を開催いたします。
 2006 年度から京都府内全ての市町村でマンモグラフィ併用検診が行われていますが,厚生労働省の「マンモグラフィ検診の実施と精度向上に関する調査研究班」による精度管理マニュアルによりますと「マンモグラフィ検診の精密検査は,マンモグラフィ講習会を受講した技師が撮影し,同講習会を受講した医師が読影することが可能な医療機関で行なうこと。」となっております。2日間にわたる密度の濃い講習会ですので,乳がん検診・乳がん診療に関わる医師および技師の方々は,この機会にぜひ受講いただきますようお願い申し上げます。

京都府医師会乳がん検診委員会委員長 蔭山 典男

 ◆◆◆第16回 京都マンモグラフィ講習会実施要項◆◆◆
  ◇マンモグラフィ読影講習会(医師)2日間(読影部門)
  会  場  京都府医師会館   対象:医師   定員:49名
  講習日時  2015年2月28日(土)8:30 ~19:30
        2015年3月1日(日)8:30 ~16:30

  受 講 費  京都府医師会会員 43,200円,非会員 48,600円 
  講習内容 日本乳がん検診精度管理中央機構の開催要項に沿った,全体講義とグループ講習による
        読影技能の向上に関する講習会です。認定試験を行い,当日に受講修了証を交付いたします。
  申込方法 下記「受講申込書」に必要事項を記入の上,
         郵送またはファックスにて京都府医師会地域医療2課までお申し込みください。
         *お申込用紙はこちら→受講申込書
         〒604− 8585 京都市中京区西ノ京東栂尾町6
          京都府医師会 地域医療2課 乳がん検診係
          電話 075− 354− 6113  FAX 075− 354− 6097
         募集期間:9月16日~10月31日(必着)
  ◇マンモグラフィ撮影技術講習会(医師・技師)2日間(技術部門)
  会  場  京都府医師会館   対象:医師・診療放射線技師  定員:50名
  講習日時 2015年1月31日(土)8:30 ~19:25
       2015年2月1日(日)8:25 ~16:00

  受講費   32,400円
  講習内容 詳細は,京都マンモグラフィ研究会ホームページをご覧ください。
  申込方法 京都マンモグラフィ研究会ホームページ(http://beauty.geocities.jp/kyoto_mmg/)よりお申し込みください。
                     ↓
         http://beauty.geocities.jp/kyoto_mmg/
         募集期間:9月16日~10月25日(必着)

『臨床研修屋根瓦塾KYOTO ~京都で学び 京都で教える~』のご案内

    初期研修医のみなさんへ 参加者募集のお知らせ

              平成26年度 臨床研修屋根瓦塾KYOTO

             ~京都で学び 京都で教える~


 毎年好評を得ている「研修医のための研修と交流会」が、今年は名称を変え、更にパワーアップしました!!
 京都府下の臨床研修指定病院から名乗りを上げた総勢30名の若手医師・研修医により、京都でしか体験できない学びの場を提供します!
 府外・府内問わず、研修医のみなさん、是非ご参加ください!(事前申込が必要です。)
  と き  平成26年9月13日(土)午後2時~7時
  ところ  京都府医師会館 (JR「二条」駅東ロータリー南隣)
  募 集  初期研修医 48名(事前申込が必要です)
  参加費  無料
  内 容  プログラム
        1 ロールプレイ
        2 シミュレーションゲーム
          ~臨床研修 患者をどう診る?~
          *京都の若手医師・研修医が作成した8シナリオに、
            他の施設の臨床研修医とチームを組んでチャレンジ!
        3 懇親会/メディカルクイズ
*申込方法
 ①FAX : 申込書(PDFファイル)にご記入のうえFAX(075-354-6074)へ
 ②電子メール : gakujyutu@kyoto.med.or.jp へ
       件名「臨床研修屋根瓦塾:参加申込」として
       ①氏名 ②研修先病院名 ③初期研修○年目 ④緊急連絡用電話番号をご記入ください。
     
        →チラシ・申込書はこちら(PDF)  

学術講演会の中止について

  ◆学術講演会の中止について
 京都府医師会共催の下記学術講演会につきまして、台風の影響により、「中止」とさせていただくこととなりました。
 お忙しい中、ご参加を予定いただいておりました先生方には誠に恐縮に存じますが、ご容赦賜りますよう何卒お願い申し上げます。
 会の再企画が叶いました際には、改めまして「京都医報」によりご案内させていただきます。
                   記
 
 京都府循環器医会・糖尿病医会合同学術講演会
 
  日 時:7月10日(木)午後6時~8時
  場 所:ウェスティン都ホテル京都
  講 演:「不整脈診療: 最近の進歩とトピックス」
         滋賀医科大学呼吸循環器内科教授   堀江 稔 氏
      「糖尿病と動脈硬化」
        京都府立医科大学大学院医学研究科
         内分泌・代謝内科学教授       中村 直登 氏

 日医生涯教育講座 
   ①単位:1.5単位 
   ②カリキュラムコード:2.継続的な学習と臨床能力の保持、76.糖尿病、82.生活習慣
 共 催 京都府医師会、京都循環器医会、京都糖尿病医会、小野薬品工業㈱、
     アストラゼネカ(株)
                                                以上

第11回 京都府医師会 医療安全シンポジウム 開催のお知らせ

          第11回 京都府医師会 医療安全シンポジウム 
 府医では、府民と医療関係者が、より安全な医療の実現に向けて共に考える場として、年1回、医療安全シンポジウムを開催しております。この度、第11回医療安全シンポジウムを下記のとおり開催いたしますので、医師・看護師・事務職等、職種を問わず多数ご参加ください(本シンポジウムは、一般市民にも公開されておりますので、患者等にも是非、お声掛けください)。申し込みは不要ですので、ご参加いただく場合は、当日、会場へお越しください。
   日 時  平成26年4月19日(土)午後2時~4時30分
   会 場  京都府医師会館
(JR二条駅東ロータリー南隣)3F310会議室
   メインテーマ 「なぜ、すれ違う 患者の立場 医者の立場
            ~医療機関の現場より 事例紹介partⅡ~」

   
   協議テーマ
   (1)医療従事者・患者のマナー(言葉遣いと態度)(2)終末期医療について考える

「病気を治したい」患者と医者の気持ちは同じです。同じ目的のために協力する両者の間で対立が生まれるのは、なぜでしょうか。患者には患者の、医者には医者の言い分があります。今回のシンポジウムでは、昨年に引き続き、上記テーマを取り上げ、医療提供する側、受ける側それぞれの立場の違いについて、みなさまと一緒に考えてみたいと思います。


   演 者  児玉  聡 氏(京都大学大学院文学研究科 倫理学専修 准教授)
        栗山 圭子 氏(京都新聞 編集局 文化部長代理)
        山口 育子 氏(ささえあい医療人権センターCOML 理事長)
        荒牧 敦子 氏(認知症の人と家族の会 京都府支部代表)
        岡田  隆 氏(京都府医師会 医療安全対策委員会 委員)
        松村 由美 氏(京都府医師会 医療安全対策委員会 委員)
        橋本 京三 氏(京都府医師会 医療事故処理室 副室長)
   座 長  依田 建吾 氏(府医 医療安全対策委員会 委員長)
   定 員  先着300名(入場無料)
   日医生涯教育講座 ①単位2.5単位 
            ②カリキュラムコード 1.専門職としての使命感、3.公平・公正な医療、
            4.医療倫理、5.医師-患者関係とコミュニケーション、8.医療の質と安全
   ※駐車場に限りがございますので、公共交通機関にてお越しください。
   ※本講習会は「医療に係る安全管理のための職員研修」指定講習会です。
     受講された医療機関には修了証を発行します。
       *案内チラシ(PDF)はこちら

京都府小児がん拠点病院連携シンポジウムの開催について

京都府からのお知らせ

京都府小児がん拠点病院連携シンポジウムの開催について

 京都府と小児がん拠点病院である京都府立医科大学附属病院及び京都大学医学部附属病院では、小児がん医療の質の向上及び患者・家族の支援の充実に資するため、さらなる地域の医療機関との連携、長期フォローアップ体制の構築を目指し、京都府小児がん拠点病院連携シンポジウムを開催します。
 是非、ご参加ください。
 日   時   平成26年3月21日(祝・金) 13:30~16:00 (開場13:00)
 場  所   ホテルグランヴィア京都(京都市下京区 JR京都駅)
 対 象 者   地域で小児がんに関わる医療関係者等(一般参加可) 定員200名
 内  容
       (1)「小児がん拠点病院について」
               厚生労働省健康局がん対策・健康増進課
       (2)「小児がん拠点病院の取り組み紹介」
               京都府立医科大学附属病院 教授 細井  創
               京都大学医学部附属病院   教授 足立 壮一
       (3)パネルディスカッション
          「小児がん患者への地域でのサポート~AYA世代を含めた取組」
         (コーディネーター)  京都府立医科大学附属病院   講師 土屋 邦彦
                     京都大学医学部附属病院    講師 渡邉 健一郎
         (パネリスト)     小児がん経験者の方        (2名予定)
                     京都府医師会         理事 藤田 克寿
                     京都府中丹東保健所      所長 常盤 和明

 主  催  京都府、京都府立医科大学附属病院、京都大学医学部附属病院
 後  援  京都府医師会・京都府病院協会・京都私立病院協会・京都小児科医会京都市
 申 込 先  3月14日(金)までにFAX又はメールに氏名、参加人数、所属、住所、
        電話番号を記入のうえ京都府健康対策課
まで
        TEL:075-414-4766 FAX:075-431-3970 mailto:kentai@pref.kyoto.lg.jp
 京都府ホームページ(外部リンク)
 http://www.pref.kyoto.jp/gan/iventokensyu.html
  お問い合わせ 京都府健康福祉部健康対策課
            TEL:075-414-4766 FAX:075-431-3970
            mailto:kentai@pref.kyoto.lg.jp

平成26年4月診療報酬改定点数説明会のご案内

               平成26年4月診療報酬改定点数説明会 
 府医では、下記の日程で診療報酬改定点数説明会を開催いたしますので、お繰り合わせの上ご出席ください。
 3月初旬に各医療機関に送付した点数説明会の案内ハガキは説明会当日の資料との交換となりますので、当日まで大切に保管ください。なお、資料の追加分は有料となりますのでご了承ください。
 説明会をご欠席された場合のハガキと資料の交換につきましては、3月26日午後以降となりますのでご留意ください。
 本説明会は府医の独自開催となります。行政主催の説明会につきましては、別途行政から発送されている案内をご参照ください。
                            記
   ■3月23日(日) 2時30分~4時45分
       対象地区: 福知山・綾部 
       会  場: 福知山市民会館    
       対象地区: 舞鶴
       会  場: 舞鶴市商工観光センター
   ■3月23日(日)  3時~5時15分
       対象地区: 与謝・北丹
       会  場: 与謝野町勤労者総合福祉センター(野田川わーくぱる)
   ■3月24日(月)  2時~4時15分
       対象地区: 西陣・中東・下東・下西・西京・東山・山科・乙訓
       会  場: 国立京都国際会館
       対象地区: 亀岡・船井
       会  場: ガレリアかめおか
   ■3月25日(火) 2時~4時15分
       対象地区: 北・上東・中西・左京・右京・伏見
       会  場: 国立京都国際会館
       対象地区: 宇治久世・綴喜・相楽
       会  場: 宇治市文化センター
 *各会場のアクセスは下記をご参照ください。

   (こちらをクリック)
        ↓
    国立京都国際会館
    ガレリアかめおか
    宇治市文化センター
    福知山市民会館
    舞鶴市商工観光センター
    与謝野町勤労者総合福祉センター
※京都市内の会場が、今回より国立京都国際会館に変更しておりますのでご注意ください。また、舞鶴会場、与謝野町会場も、前回から会場を変更しておりますのでご留意ください。
※日程のご都合が悪い場合は、対象地区以外の会場へご出席いただいても結構ですが、24、25 日の国立京都国際会館は、会場の都合上、できる限り指定どおりのご出席をお願いします。
※各会場とも駐車台数に限りがありますので、自家用車でのご来場はできるだけご遠慮ください。また、駐車が有料になるところがありますので、あらかじめご了承ください。
※国立京都国際会館に入場される際は、正面玄関ではなく、南玄関よりご入場ください。なお、当日国立京都国際会館では別の催物も開催されます。当説明会は「大会議場」で開催いたしますのでお間違いのないようにご注意ください。

平成25年(第30回)勤務医部会総会 京都勤務医講演会のお知らせ

           平成25年度(第30回)勤務医部会総会 
                京都勤務医講演会

 と き  2014年3月15日(土)午後2時30分~
 ところ  京都府医師会館

       京都市中京区西ノ京東栂尾町6(JR二条駅 東ロータリー 南隣)
   【第1部:総会】(14:30~14:45) 平成25年度勤務医部会活動報告
   【第2部:特別講演】(14:50~16:00) 
                   座長/京都府医師会 勤務医部会幹事長   内藤 和世
 
  「超高齢化社会と医療」 
          独立行政法人 国立長寿医療研究センター 総長      大島  伸一 氏
                     ◆◇◆ 休 憩(16:00~16:10) ◆◇◆
   【第3部:パネルディスカッション】(16:10~17:10)
  「高齢者医療における勤務医のあり方について
       ~急性期から在宅への病診連携における勤務医の役割~」
  パネリスト 「高齢者医療について~急性期病院の立場から」

             京都第一赤十字病院 リハビリテーション科 部長     巨島 文子 氏
     
         「高齢者医療における勤務医のあり方
            ~病院から退院していただくために行うことは?」

                 京都九条病院 外科・消化器外科 部長     北川 一智 氏
      
         「在宅医療から勤務医に望むこと」
                         渡辺西賀茂診療所 院長    渡辺 康介 氏
   【懇親会】(17:20~19:00) 軽食をご用意しております
  ■ 参加費無料  
     ※府医未入会の先生方・研修医の先生方も参加大歓迎!!
  ■ 託児ルーム設置 (生後6カ月以上、利用料無料)
    ⇒詳細・お申込みはこちらへ 
   
  ※準備の都合上3月10日(月)〈保育ルーム利用の場合は2月28日(金)〉までにお申し込みください。
  お問い合わせ先:〒604-8585 京都市中京区西ノ京東栂尾町6
              京都府医師会 学術生涯研修課 
              TEL:075-354-6104 FAX:075-354-6074

テレビ健康講座「ふれあい健康ネットワーク~」の放送について

テレビ健康講座「ふれあい健康ネットワーク~」の放送について
もっと身近に!在宅医療・介護の実践に向けて

 
◆ 3月16日(日)午後5時~KBS京都にて放送 ◆

 日本医師会と京都府医師会の共同で、在宅医療をテーマとした標記「健康情報テレビ番組」を制作いたしました。番組では「京都府医療トレーニングセンター」を使った様々な訓練や講座を紹介しながら、市民府民に対して在宅医療や介護への取組や展望を紹介しております。
 放送日は
3月16日(日)午後5時~5時30分、KBS京都にて放送いたしますので、是非ご覧ください。

「第5回 医学生・研修医をサポートする会」(2.22)開催のお知らせ

     =当研修会は終了いたしました。ご参加いただきありがとうございます。=

       平成25年度 第5回 医学生・研修医をサポートする会
       テーマ 「医師のキャリアアップをどう支援するか?」

  日 程: 平成26年 2月22日(土) 午後2時~5時
  場 所: 京都国際ホテル 2階 「平安の間」
 
        (〒604-0051 京都府京都市中京区 堀川通二条城前  TEL:075-222-1111 )
  1.開会挨拶  
  2.特別講演   
       座長: 京都府医師会 理事  小澤 恭子
  
    
      「iPS細胞-基礎から臨床へ」
      (独)理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 
      網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー
                                 高橋 政代 氏

                                                  
           … … 休憩(軽食をご用意しています) … …
 3.パネルディスカッション 
     統括者: 京都勤務医部会幹事長,京都市立病院 院長  内藤 和世 氏
  
  パネリスト
         
        「京都中央信用金庫の取り組みについて」
           京都中央信用金庫 専務理事 平林 幸子 氏
                          ~民間企業の取り組み~
        
        「子育て中の産婦人科医として思うこと」  
           京都第一赤十字病院 産婦人科 小木曽 望 氏
                          ~子育て中の若手医師の立場から~
       
        「妻が医学生・研修医だったら」
           京都桂病院 皮膚科 木戸 祐也 氏
                         ~妻が医師である男性医師の立場から~
        「医師キャリアアップのための当院の工夫と現状」
           第二岡本総合病院 院長 北浦 一弘 氏
                               ~管理者としての立場から~

  
 4.閉会挨拶 
 ★対 象 医学生・研修医をはじめとした全ての医師。
 ★軽食(オードヴル、サンドウィッチ、ワイン、ケーキ等)をご用意しています!!
 ★軽食・資料の手配等の関係上、事前のお申込みをお願いします。
   氏名・所属先・連絡先・保育ルームの希望を明記の上、
  メール(kma26@kyoto.med.or.jpもしくはFAX(075-354-6074)にて、
   平成26年2月20日(木)までにお申し込み下さい。

 ★お申込みはこちらから⇒FAX参加申込書(PDF)
   案内チラシ
      ↓
   
 
 
 *参加費 無料

 共 催 京都府医師会、日本医師会、京都大学大学院医学研究科、京都大学医学部附属病院
      京都府立医科大学、京都府立医科大学附属病院

麻しん発生に伴う医療機関での麻しん対応の徹底について

    ◆麻しん発生に伴う医療機関での麻しん対応の徹底について
 先般から京都府南部地域の麻しん発生について注意喚起しているところですが、下記のとおり、麻しんの発生が継続している旨、京都府より情報提供がありましたのでお知らせします。
 各医療機関におかれましては、発熱、カタル症状等麻しんを疑う患者の早期診断及び最寄りの保健所への届出をいただきますようお願いいたします。
 また、別添の「医療機関での麻しん対応ガイドライン(要旨)」を参照いただき、院内感染対策について院内周知の上、徹底いただきますようお願いいたします。
●京都府における麻しん届出状況
  H25年12月~        4人(5歳~39歳)
  H26年1月~1月24日 16人(5ヵ月~30歳)
  ※20名中、1回接種:2名、不明:3名、ワクチン接種歴なし:15名
 参考資料(国立感染症研究所)
●医師による麻しん届出ガイドライン
●医療機関での麻しん対応ガイドライン(第四版)
  http://www.nih.go.jp/niid/ja/guidelines.html
 ※「要旨」については別掲をご参照ください。
 ※「各論」は上記ホームページ等でご確認ください。
      医療機関での麻疹対応ガイドライン(第四版)                                          
                                          平成25 年3 月8 日
                              国立感染症研究所感染症情報センター

本ガイドラインでの「職員」とは、事務職、医療職にかかわらず、当該医療機関を受診する外来および入院患者と接触する可能性のある常勤、非常勤、派遣、アルバイト等のすべての職種を含むものとする。
本ガイドラインでの「実習生」とは、当該医療機関を受診する外来および入院患者と接触する可能性のある学生、実習生および指導教官とする。
麻疹は空気感染するウイルス感染症で、感染力が強い(基本再生産数(R0)=12~18)ことから、本ガイドラインでの「接触者・曝露者」とは、個室管理体制にない麻疹患者が発症(発熱、カタル症状、発疹のいずれか)した日の前日から解熱後3 日を経過するまでの間に、同じ病棟、同じ階又は空調を共有する場所にいたすべてのものとする。
本ガイドラインでの「個室管理体制」とは、空気感染対策が可能な体制とする。
本ガイドラインでの「麻疹含有ワクチン」とは、麻疹単抗原(単味)ワクチン、麻疹風疹混合ワクチン(MR ワクチン)、麻疹おたふくかぜ風疹混合ワクチン(MMR ワクチン)などの、麻疹を含んだワクチンとする。

 
             要旨(各項の詳細は、各論に記載)
        ※各論は国立感染症研究所ホームページ等をご参照ください。
平常時の対応:最も重要である。
・職員・実習生は、麻疹罹患歴および記録に基づく麻疹含有ワクチン接種歴を確認する
・職員・実習生は、麻疹予防の観点から、必要回数である2 回の麻疹含有ワクチン接種歴の記録を本人と医療機関の双方で保管することを原則とする
・麻疹罹患歴のある職員・実習生は、麻疹抗体価を測定し、罹患歴を検査により確認する
・必要回数である2回の予防接種歴が記録によって確認できない者、罹患歴を問わず抗体を保有していない者  (記憶違いの可能性がある)には、麻疹含有ワクチンの接種を推奨する
院内で麻疹(疑いを含む)患者発生時の対応
・患者(疑いを含む)を個室管理体制とする
・患者(疑いを含む)が職員・実習生の場合は、速やかに勤務(実習)中止とする
・院内での調査を開始し、麻疹ウイルスに曝露され、感染・発症する可能性のある患者(外来、入院)および付き添い者、職員、実習生に対して発症予防策を迅速に検討する
・麻疹と臨床診断した場合は、速やかに保健所に届出を行うと共に、保健所を通して地方衛生研究所に臨床検体(EDTA 血、咽頭ぬぐい液、尿の3 点セット:自治体毎に指定あり)を搬送する
外来での対応
・麻疹の疑いのある患者を、速やかに別室へ誘導・個室管理体制とする
・麻疹含有ワクチンの接種歴が記録で 2 回確認できた者、罹患歴有りを抗体価陽性で確認できた者が患者の対応にあたる
・患者に対応する場合は、必要な感染防御策を行う(特に麻疹抗体価や罹患歴不明の者が対応する場合)
病棟での対応
・麻疹の疑いのある患者は、個室管理が可能な病室に入院させる
・入院中の患者が麻疹疑いと診断された場合は、速やかに個室管理体制とする
・直ちに患者の行動調査を行い、接触者を把握する
・発症するリスクのある麻疹感受性者(麻疹に対する免疫を保有していないあるいは不十分なもの)に対して発症予防策を迅速に検討する
・発症する可能性のある者(麻疹の潜伏期間中と考えられる者)は、麻疹感受性者とは接触しないようにする
麻疹患者発生状況の継続的な把握と疫学調査
・院内患者発生後1か月は、麻疹患者の発生に十分注意し、上記の対応・調査を実施するとともに、患者(疑い含む)発生時は、迅速に対応する
注意事項
・麻疹含有ワクチンの緊急接種にあたっては、接種不適当者*(免疫不全者、妊婦等)に接種することがないよう、十分な配慮を行い、予診(任意接種麻疹ワクチン・麻疹風疹混合ワクチン予診票:参考資料参照)、診察の上、接種が可能と判断したものに対して、接種を実施する。
・女性の場合、接種後 2 ヶ月間は妊娠を避けるよう説明を行う。
・麻疹に対する免疫を保有しない、あるいは不十分である接触者が、麻疹患者との接触後3 日以内に麻疹含有ワクチンを接種することによって、麻疹の発症を予防できる可能性がある。しかしながら、流行時には、把握されている患者との接触機会よりも以前に既に麻疹ウイルスの曝露を受けていることを否定できない。患者との接触後迅速にワクチンが接種された場合であっても、必ずしも発症を阻止できない場合があることを被接種者に周知しておく必要がある。
・麻疹の潜伏期間が約10~12日であることから、麻疹患者と接触した場合は、接触後5日から3週間(免疫グロブリン製剤を投与した場合は4 週間まで)は発症する可能性があると考えて対応するべきである。
・麻疹に対する免疫を保有しない、あるいは不十分である接触者が、上記の期間内に発熱あるいはカタル症状を認めた場合は、外出を避け、麻疹ウイルスに感染して発症している可能性があることをあらかじめ伝えた上で速やかに医療機関を受診するように説明する。接触者が職員・実習生である場合には、周囲への感染伝播の可能性がないと判断されるまで勤務・実習を中止する。
・麻疹の発症が疑われる患者から受診の連絡を受けた場合は、来院後に当該患者が待機できるスペースを準備し、可能であれば来院時に別の入り口に誘導するなどして、できる限り他の患者との接触がないように配慮する。