令和6年度前立腺がん検診講習会の動画掲載について(お知らせ)

 日頃は、前立腺がん検診事業にご協力を賜り誠にありがとうございます。
 さて、先日開催いたしました「前立腺がん検診講習会」の動画を京都府医師会のホームページに掲載いたしましたのでお知らせいたします。ご参加いただけなかった医療機関の先生方には、ご視聴いただきますと幸いです。なお、視聴にあたりIDとパスワードが必要となりますので視聴の際は地域医療2課前立腺が検診係までご連絡ください。

   記

掲載動画
 令和6年度前立腺がん検診講習会(約120分)
基本講演
「京都市前立腺がん検診の現状について」
 京都府医師会前立腺がん検診委員会 委員
   京都府立医科大学大学院 医学研究科泌尿器外科学 学内講師 上田 崇 氏
特別講演
「前立腺がん検診の個別化と医療経済学的評価」
 舞鶴共済病院 院長     沖原 宏治氏
掲載先
  京都府医師会ホームページ「動画ライブラリー」
  

令和6年度第1回医療安全講演会開催のお知らせ(テーマ「転倒・転落」)

 今年度第1回の医療安全講演会は、令和6年9月15日(日)、『転倒・転落』をテーマに開催致します。
 今回も前回同様、web配信と集合研修(定員制)にて開催いたします。受講にはwebからの申し込みが必要となりますので、開催案内ページよりお申込みください。

参加申し込みはこちら

◆医療情報取得加算、医療DX推進体制整備加算の見直しについて 他

 中医協は7月17日、医療DXに関する診療報酬上の取り扱いについて厚生労働大臣に答申しました。

 医療情報取得加算は令和6年12月から初・再診時とも1点に見直し、医療DX推進体制整備加算は令和6年10月からマイナ保険証の利用率に応じて3段階に評価が分かれ、加算1は11点、加算2は10点、加算3が8点となります。

 主な内容は下記のとおりです。詳細は8月に示される予定のため、あらためて医報等でお知らせします。

 

1.医療情報取得加算

令和6年12月2日から現行の健康保険証の発行が終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行することを踏まえ、マイナ保険証の利用の有無に着目した加算の点数差を見直し、標準的な問診票や、オンライン資格確認等システムからマイナ保険証を通じて取得された医療情報等の活用による質の高い医療の評価へと見直す。

 

・現在~令和6年11月まで

 初診時 医療情報取得加算1(現行の保険証の場合) 3点

     医療情報取得加算2(マイナ保険証の場合) 1点

 再診時(3月に1回)

     医療情報取得加算3(現行の保険証の場合) 2点

     医療情報取得加算4(マイナ保険証の場合) 1点

・令和6年12月から

 初診時、再診時(3月に1回)ともに医療情報取得加算 1点に統一

 

2.医療DX推進体制整備加算

 マイナ保険証の利用実績やマイナポータルの医療情報等に基づく患者からの健康管理に係る相談対応に応じ、加算1、2、3の新たな評価区分を設ける。

 

・現在~令和6年9月まで

 初診時 医療DX推進体制整備加算 8点

・令和6年10月から

 初診時 

  医療DX推進体制整備加算1 11点

  医療DX推進体制整備加算2 10点

  医療DX推進体制整備加算3  8点

 

<マイナ保険証利用率の実績>

・令和6年10月から12月:加算1は15%、加算2は10%、加算3は5%。

・令和7年1月以降:加算1は30%、加算2は20%、加算3は10%に引き上げ。

・令和7年4月以降:年末を目途に検討、設定。

※実績の数値は適用時期の3カ月前のレセプト件数ベースのマイナ保険証利用率を用いる。ただし、令和6年10月から令和7年1月までの間は、適用時期の2カ月前のオンライン資格確認件数ベースのマイナ保険証利用率を用いることもできる。

 

 ◆近畿厚生局への施設基準に係る定例報告について-今年度から提出時期が8月に変更

 施設基準に係る定例報告につきまして、昨年度までは7月1日現在の施設基準に係る報告を7月中に近畿厚生局京都事務所に提出することとされていました(7.1報告)が、今年度からは8月1日現在の状況を8月中に提出することに変更されました(8.1報告)。

 提出方法等は近畿厚生局から8月上旬頃に送付予定の案内はがきをご参照ください。

令和6年度 京都市子どもの予防接種研修会の開催について

日 時:2024年9月7日(土)14:00~15:15 

場 所:京都府医師会館2階 212・213会議室 

研修名:令和6年度 京都市子どもの予防接種研修会

    「子どもの水痘ワクチンと成人の帯状疱疹ワクチンについて」

申込み:こちらのフォームからお申込み下さい 

締 切:令和6年8月30日(金)

単 位:【日医生涯教育講座】 1単位

【カリキュラムコード】8.感染対策(1単位)

※カリキュラムコードは内容により変更あり

※会場へは公共交通機関をご利用ください。

 

 

◆第26回京都府医師会生涯教育セミナー開催のお知らせ

 本セミナーは、プライマリ・ケアを担う医師にとって必要とされる基礎的な知識を再確認でき、日常診療にすぐに生かせるような内容で、企画・開催しております。今回のセミナーでは、「かかりつけ医として知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識」をテーマとし、8月24日(土)にハイブリッド形式で開催いたします。

 

【と き】  令和6年8月24日(土)午後2時30分~5時05分

【ところ】  京都府医師会館2階 (WEB配信有)

【プログラム】テーマ「かかりつけ医として知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識」

                 座長:中嶋クリニック 院長  中嶋 章作 氏

「高齢者のメンタルヘルス〜この心理状態を病的と捉えるべきか、否か〜」

               医療法人三幸会 北山病院 院長  澤田 親男 氏       

                           CC:69.不安  0.5単位

「かかりつけ医が患者を精神科へ紹介する時

 〜かかりつけ医にしておいてほしいこと、避けてほしいこと〜」  

           京都府精神保健福祉総合センター 所長  中村 佳永子 氏    

             CC:4.医師―患者関係とコミュニケーション  0.5単位

「日常臨床での向精神薬の使い方~精神科医の思考~」 

         杉本医院からすまメンタルクリニック 副院長  阿部 能成 氏

                    CC:70.気分の障害(うつ)  0.5単位

【申込方法】

◆会場受講(締切:8月23日)

Googleフォームでのお申込み

・FAXでのお申込み

表題を「第26回京都府医師会生涯教育セミナー参加申込」とし、①氏名、②所属地区医師会、③所属医療機関をご記入の上、FAX<075-354-6074>ください。

 

◆Web受講(締切:8月23日)

Webお申込み

※Web受講の場合、質疑はチャットのみで受け付けます。

 

◆お問い合わせ  学術生涯研修課

TEL:075-354-6104 FAX:075-354-6074

E-mail:gakujyutu@kyoto.med.or.jp

第50回京都医学会演題募集期間を延長します!!

 第50回京都医学会の午後の部「一般演題」、「初期研修医セッション」の発表枠にまだ余裕がございますので、募集期間を7月21日(日)まで延長いたします。

 今回は、会場での発表とWEB配信を併用したハイブリッド形式にて開催いたしますので、会員各位の積極的なご応募をお待ちしております。

 

と   き  令和6年9月29日(日) ※LIVE配信有

           9月30日(月)~10月31日(木) 録画配信

と こ ろ  京都府医師会館

 

<一般演題・初期研修医セッション 13:00-15:30>

 

【一般演題(口演発表・ポスター発表)】

 会員各位の積極的なご参加と一般演題の部への多くの応募をお願いします。公募の演題については特に統一したテーマを設けておりません。幅広い領域からの演題応募をお待ちしております。

 

【初期研修医セッション】 ※口演発表のみ

 初期研修医が経験した症例報告や臨床研究について発表いただき、優秀な演題を表彰します。初期研修医からの積極的な応募をお待ちしております。

 

◆演題の応募締め切りは7月21日(日)です。発表をご希望の方は、第50回京都医学会ホームページの演題応募フォームよりエントリーください。

◆発表者は、原則、医師会館で発表いただきます。やむを得ない場合は、会場以外の場所から発表スライドを共有いただきリアルタイムで発表いただくことも可能です。(口演発表のみ)

◆演題採択については学術・生涯教育委員会で決定後通知いたします。(8月上旬頃)

 

※詳細は、学会ホームページまたは演題募集要項(京都医報5月15日号付録)をご覧ください。

 

【お問い合わせ】

京都府医師会 学術生涯研修課まで

TEL 075-354-6104  FAX 075-354-6074

外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の届け出について

 今回の診療報酬改定で医療従事者の賃上げを目的に新設された外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)につきまして、施設基準の届出に必要となる賃金改善計画書を作成する際に活用できる「ベースアップ評価料賃金改善計画書計算ツール」が厚労省ホームページにアップされましたのでお知らせします。

 各職員の給与明細情報を基に、外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の様式の「賃金改善計画書」を作成するために必要な情報が自動計算されるツールです。前年度の各職員の給与明細をお手元にご用意いただいたうえで、ツールに必要な情報を入力してください。

 また、日医ホームページのメンバーズルーム内に、「ベースアップ評価料と医療DX加算のポイントについての説明動画が掲載されました。上記の賃金改善計画書計算ツールの使用方法などがわかりやすく説明されていますのであわせてご参照ください。

●厚労省ホームページ「ベースアップ評価料等について」

  ・ベースアップ評価料賃金改善計画書計算ツール(医科) (エクセル)

  ・ベースアップ評価料賃金改善計画書計算ツールの使用方法(医科)(PDF)

  ・ベースアップ評価料賃金改善計画書計算ツールの使用方法(医科)(説明あり版)(PDF)を

   ご参照ください。

 

 ●日医ホームページのメンバーズルーム内

「都道府県医師会社会保険担当理事連絡協議会 ベースアップ評価料と医療DX加算のポイントについて」

 

日医のメンバーズルームに入るIDとパスワードは以下のとおりです。

 <ID>

  会員ID(日医刊行物送付番号)の10桁の数字(半角で入力)です(宛名シール下部に印刷されている10桁の数字です)。

 <パスワード>

 生年月日の「西暦の下2桁、月2桁、日2桁」を並べた6桁の数字です(半角入力)。

 例)「昭和37年(1962年)2月4日生まれ」の場合→「620204」になります。

 

 なお、IDがご不明な場合は、下記メールアドレスにお問い合わせください。

 日本医師会の担当課アドレス wwwinfo@po.med.or.jp

◆第50回京都医学会 演題募集締切(7月1日)迫る!まずはWEBでエントリーを!!

第50回京都医学会は、京都府医師会館にて開催いたします。

 一般演題(口演発表・ポスター発表)、初期研修医セッションの募集は7月1日(月)までとなっております。発表をご希望の方は、締切までにWEB上でエントリーいただきますようお願いいたします。

 会員各位の積極的なご応募をお待ちしております。

 

と   き  令和6年9月29日(日) ※LIVE配信有

           9月30日(月)~10月31日(木) 録画配信

と こ ろ  京都府医師会館

プログラム

【午前の部】

 ◇特別講演 「人生100年時代の健康寿命延伸戦略―

        京丹後長寿コホート研究からの知見を含めて―」

     講 師 京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器・腎臓内科学 教授 的場  聖明 氏

 ◇シンポジウム「老化と対話する医療から新しい健康概念へ」

     総括者 京都大学医学部附属病院 高齢者医療ユニット長/

                       地域ネットワーク医療部 准教授 近藤 祥司 氏

  シンポジスト 京都大学医学部附属病院 高齢者医療ユニット長/

                       地域ネットワーク医療部 准教授 近藤 祥司 氏

         慶應義塾大学 看護医療学部 教授/

                    医学部百寿総合研究センター 兼担教授 新井 康通 氏

         JCHO京都鞍馬口医療センター             院長    水野 敏樹 氏

 

【午後の部】

 ◇一般演題・初期研修医セッション (13:00~15:30)

  ※本年は午後の部での開催となりました。ご留意ください。

 

◆演題募集締め切りは7月1日(月)です。発表をご希望の方は、まず第50回京都医学会ホームページの演題応募フォームよりエントリーください。

◆発表者は、原則、医師会館で発表いただきます。やむを得ない場合は、口演発表のみ会場以外の場所から発表スライドを共有いただきリアルタイムで発表いただくことも可能です。

◆口演発表はWeb参加の視聴者へ配信します。ポスター発表は現地開催のみです。

◆演題採択と発表形式については学術・生涯教育委員会で決定後通知いたします。(8月上旬頃)

※詳細は、学会ホームページまたは演題募集要項(京都医報5月15日号付録)をご覧ください。

※お問い合わせは京都府医師会 学術生涯研修課まで(TEL:075-354-6104/FAX:075-354-6074)

ベースアップ評価料と医療DX推進体制整備加算の届出について

 令和6年度6月診療報酬改定で新設されたベースアップ評価と医療DX推進体制整備加算について、日医がその概要をまとめましたので、ご参照ください。

なお、ポイントを解説した動画(診療報酬オンラインセミナー)が厚労省ホームページからご覧いただけます。

 また、届出用紙は府医ホームページ「令和6年6月診療報酬改定」専用ページからダウンロードできます

(専用ページの「ユーザー名:hoken」 、「パスワード:kaitei2024」、すべて小文字半角)。

 

1.ベースアップ評価料について

◇他産業でも賃上げが続いている中、医療機関からの人材流出を防ぎ、人材を確保するためには、職員の賃上げが必要です。本来、その費用はすべて医療機関で用意しなければならないところ、今回改定で賃上げの原資となるベースアップ評価料が創設されました。そのため、ベースアップ評価料を多くの医療機関に算定いただきたいと思います。

◇ベースアップ評価料の令和8年度以降の診療報酬上での取扱いは明らかになっていませんが、介護保険施設では10年余り前から介護職員処遇改善加算等による処遇改善が図られており、その後の改定においてもその加算等については維持されていることを踏まえると、今後の診療報酬改定で単純に廃止されることは考えづらいと思います。

◇診療報酬オンラインセミナーの動画は約50分ありますが、開始7分後から35分30秒の約30分(ベースアップ評価料に関する部分)だけでも視聴いただくようお願いいたします。

◇届出の際には、賃金改善計画書の作成が必要となります。その際、留意いただきたい点は以下のとおりです。

(1)対象職員のリストアップ

◇賃金改善計画書の事前準備として、ベースアップ評価料の対象職員の範囲を確認する必要があります。賃金改善計画書には、対象職員の職種別に基本給等を計算し、記入が必要です。また、対象職員とならない「40歳未満の勤務医師等」や「専ら事務作業を行うもの」が在籍している場合についても、計画書への記載が必要です。

(2)「専ら事務作業を行うもの」の定義

◇施設基準においては「専ら事務作業(医師事務作業補助者、看護補助者等が医療を専門とする職員の補助として行う事務作業を除く)を行うもの」は対象職員に含まれないとされています。

◇医師事務作業補助者や看護補助者等が医療を専門とする職員の補助として行う事務作業は、ここでいう「事務作業」から除かれているので、「事務作業だけでなく、看護補助など患者のサポートを通じて医療に従事する業務も行う方」は、「その他医療に従事する職員」として対象職員に該当するので、ベースアップ評価料の算定分を原資として賃上げを行うことができると考えられます。

(3)ベースアップ評価料における「給与総額」、「基本給等総額」

1)定義

◇「給与総額」は、8区分あるベースアップ評価料(Ⅱ)や、165区分ある入院ベースアップ評価料のどの区分になるかを決定するために用いられます。

◇「基本給等総額」(基本給と決まって毎月支払われる手当の合計額)は、賃金改善計画書の中の概念で、算定したベースアップ評価料を充当できる対象となる賃金の類型です。業績給など、変動するものにはベースアップ評価料をあてることはできません。 

 また、ベースアップ評価料は原則、対象職員にしか分配できませんが、対象職員の基本給等を2.5%以上(令和6年度において)引き上げた場合、それを超える部分は、「専ら事務作業を行うもの」など、対象職員以外の職員の賃上げにも使うことができます。

2)法定福利費の取扱い

◇「給与総額」は「基本給等」「決まって毎月支払われる手当以外の手当て」「賞与」が含まれますが、これに加えて、健康保険料や厚生年金保険料といった「法定福利費の事業主負担分」も、ベースアップ評価料の算定上、「給与総額」に含まれます。

3)法定福利費の率

◇法定福利費が生じる方については、便宜的に一律16.5%で計上してよいとされています(厚労省疑義解釈より)。給与総額を把握していても、事業主負担分を除いた金額で把握している場合、事業主負担分の計算は大変ですが、一律16.5%として計算してよいのであれば、簡単に計算できます。

4)ベースアップ評価料による賃金改善分に含めることができるもの

◇ベースアップ評価料による賃金改善には、基本給を賃上げする方法のほか、財源管理の簡略化等の観点から、決まって毎月支払われる手当として、例えば「ベースアップ手当」といった手当を新設して、賃上げを行うことも可能です。

5)基本給等と連動する部分

◇基本給等と連動して引き上がる部分についても、ベースアップ評価料を用いた賃金改善に含めることができるとされています。反対に言えば、ベースアップ評価料算定の全額を基本給あるいは毎月決まって支払われる手当のみに当ててしまうと、基本給等に連動して上がる部分(例:健康保険料や厚生年金保険料)は、医療機関の持ち出しで上げることになります。

◇賞与のうち基本給等に連動する部分や法定福利費の事業主負担分なども考慮した上で、賃金改善の計画を立てられるとよいです。

(4)ベースアップ評価料届出後ろ倒し

◇外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の届出を6月21日までに近畿厚生局京都事務所に提出した場合、6月1日から算定できるとされました。これまで6月1日から算定しようとする場合、6月3日までに届出が必要でしたが、届出期限が6月21日までに延びました。

◇外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅱ)や、入院ベースアップ評価料を6月1日から算定する場合は、引き続き6月3日までの届出が必要になるので、注意が必要です。

◇診療所または一部の有床診療所においては、ベースアップ評価料(Ⅰ)の算定だけでは1.2%未満の賃上げにしかならない場合、ベースアップ評価料(Ⅱ)を算定できますが、算定できるかどうかは、届出の記入を進めないと分からないため、まずは、ご自身の医療機関がベースアップ評価料(Ⅱ)の対象になるかどうか、確認いただければと思います。

◇まずは6月1日からベースアップ評価料(Ⅰ)を算定して、7月以降に改めてベースアップ評価料(Ⅱ)を算定することも選択肢になります。

2.医療DX推進体制整備加算について

◇マイナ保険証や電子処方箋などの医療DXを推進する体制を評価する「医療DX推進体制整備加算:8点(初診時)」が新設されましたので、6月1日からの算定を、是非ともご検討ください。6月1日から算定するためには、6月3日までの届出が必要です。

◇以下に示す主な施設基準要件が規定されていますが、6月の時点で満たす必要があるのは①と➁だけです。

②のポスター・配布用チラシは、厚労省ホームページからダウンロードしてください。

③~⑤は施行まで「基準を満たしているものとみなす」経過措置がありますので、6月の段階で電子処方箋など導入されていなくても届出・算定が可能です。経過措置終了後に、例えば電子処方箋が導入されていないということで、6月1日にさかのぼって減点されるようなことはありません。

①マイナ保険証での取得情報を診察室で使用できる体制(令和6年6月~)

➁マイナ保険証の利用勧奨の掲示(令和6年6月~)

③マイナ保険証利用実績が一定程度以上であること(令和6年10月~)

④電子処方箋を発行できる体制(令和7年4月~)

⑤電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制(令和7年10月~)

◇届出書(様式1の6)にある10項目のうち、6月の時点で1、2、3、9の4項目のみ「✓」を記入して届出すれば算定できます。

外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)に係る届出について~6月21日まで延長

 外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)に係る施設基準の届出の作成に一定程度時間を要すること等を踏まえ、6月からの算定にあたっての届出の期限が6月21日(金)まで延長されましたのでお知らせします。

 なお、評価料(Ⅱ)および入院ベースアップ評価料については延長対象ではございませんのでご注意ください。

 

 

 

 6月1日からの算定に係る「外来・在宅ベースアップ評価料(I)」、「歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)」及び「訪問看護ベースアップ評価料(Ⅰ)」の施設基準の届出については、6月21日までに届出を受理した場合については、同月1日から算定する。

 なお、6月1日からの算定に係る「外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅱ)」、「歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅱ)」、「入院ベースアップ評価料」及び「訪問看護ベースアップ評価料(Ⅱ)」の施設基準の届出については、6月3日までに届出を受理した場合には、同月1日から算定する。

 

 

(参考)令和6年6月1日からの算定に係る施設基準の届出について

②以外の施設基準に係る届出 令和6年6月3日までに届出
「外来・在宅ベースアップ評価料(I)」、

「歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)」、

「訪問看護ベースアップ評価料(Ⅰ)」

に係る施設基準の届出

令和6年6月21日までに届出