麻しん風しん混合ワクチンの取扱いについて(協力依頼)

麻しん風しん混合ワクチンの取扱いについて(協力依頼)

 今般、関西空港内の事業所における麻しんの集団感染が発生したことを受け、任意接種に対する需要が増加傾向にあり、今後、府内全体でワクチンが供給不足に陥ることが予想されます。
 つきましては、9月9日付で発出された厚生労働省健康局健康課・同結核感染症課事務連絡「麻しんの広域的発生に伴う乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンの供給に係る対応について」を踏まえ、京都府と協議した結果、定期接種の確実な実施及び感染拡大防止を最優先課題としたうえで、MRワクチンの安定供給を図るために、ワクチン接種の優先順位を以下のようにしましたので、ご配慮いただきますようお願いいたします。
 また、定期接種の対象者が確実に接種を受けられるよう、引き続き、保護者等に対する啓発について併せてお願いいたします。
 府医といたしましても、京都府ならびにワクチンメーカー、卸売業者に対しワクチンの適正供給について引き続き調整を図ってまいりますので、ご理解、ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 1 定期接種対象者(1期および2期)
 2 麻しん患者の接触者で、ワクチン未接種者
 3 中国、モンゴル、東南アジア等、麻しん流行国への渡航者で、かつワクチン未接種者
 ※ただし、2.3の対象者で麻しんの罹患歴がある者は除く。

 ※なお、医療機関において、麻しんと診断された場合には、直ちに最寄りの保健所・保健センターへ
  届出くださいますよう重ねてお願いいたします。
                                                                

以上。
平成28年9月15日          
京都府医師会 感染症対策担当理事
                          禹  満、松田義和

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