【重要】京都府医師会「東北地方太平洋沖地震」対策本部より(その1)

3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード8.8という未曾有の大地震であり、さらには、我々の想像を絶する規模での大津波を引き起こし、北は北海道、青森から南は千葉、東京、神奈川にいたるまでの広範囲な被害をもたらしました。
規模といい、被災範囲からも、かつて経験した事のない大規模な災害であり、多くの亡くなられた方々、被災者には、衷心よりお悔やみ申し上げます。また、行方不明となっておられる方々の一日も早い救出と被災者への医療面からの早期の手当が望まれています。
すでに、京都府は勿論全国から、そして50カ国を超える国々からも援助の手がさしのべられようとしています。残念ながら、甚大な被害により、ライフラインは寸断され、交通網も麻痺状態であり、被災者の救出すらままならない状況であると聞いております。
このような被災状況を鑑みて、京都府医師会では対策本部を設置いたしました。この対策本部において、被災者の一日も早い救出と傷害への治療などが適切に行えるよう情報収集に努めるとともに、京都府とも連携し、さらには被災県などとの連携のもと、迅速かつ有機的な支援体制を、人的、物的支援の両面から全力をあげて行って参ります。また、今後継続的に必要となる被災者への医療提供や精神的な支援についても、幅広く協力を行ってまいります。
会員各位におかれましては、京都府医師会「東北地方太平洋沖地震」対策本部のもと、協力して情報の収集にあたっていただくとともに、医療支援などについても、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。なお、府医の収集している範囲の情報は、逐次HPや会員MLで提供して参ります。
なお、今回の多数の県域におよぶ被災範囲の広さを考えますと、その復興には、阪神淡路大震災以上の困難と財源が必要になると考えられます。医療面からの支援のみならず、被災地の生活、経済を支えるためにも、会員各位の物心、金銭面での絶大なる支援も欠かせないものと考えております。週明けには、各医療機関へ、支援体制を構築するための方策を要望すべく検討をすすめております。宜しくご協力をいただきますようお願い申し上げます。
京都府医師会「東北地方太平洋沖地震」対策本部
 本部長  森 洋一

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