京都府健康対策課より、厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室による標記の研修会の案内がありました。
-医師・コメディカル向け研修会-
国立国際医療センターでは糖尿病診療に従事されている医師、コメディカルの方を対象に、糖尿病の最新の診療・治療についての研修会を下記の日程・要領で行います。
ご関心をお持ちの方の多数のご参加をお待ち申し上げます(参加費無料)。
◆第3回[東京会場]
期日:平成21年2月7日(土)13時30分~16時
8日(日)10時~16時
会場:国立国際医療センター 戸山病院 研修棟 5階 大会議室
(〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1)
定員:150名
申込締め切り:2月5日(木)
◆第4回[大阪会場]
期日:平成21年3月7日(土)13時30分~16時
8日(日)10時~16時
会場:国立循環器病センター 図書館講堂
(〒565-8565 大阪府吹田市藤白台5-7-1)
定員:150名
申込締め切り:3月5日(木)
*申込、その他に関するお願い
(1)申込方法:e-mailアドレス dm-inf1@imcj.hosp.go.jp 宛に「研修会参加希望」とのタイトルにてお申し込みください。
参加申込書(ワード文書)を返信いたします。
2日続けての参加が原則ですが、1日だけの参加でも構いません。
(2)申込締切日前に定員に達している場合がございますので予めご了承ください。
締切日以降の事前受付はいたしませんが、定員に余裕があれば当日会場にて受付いたします。
(3)申し込み後、やむを得ずキャンセルをされる場合は、必ず開催日までに
dm-inf1@imcj.hosp.go.jp 宛にご連絡ください。
(4)第3回、第4 回研修会とも昼食は各自でお取りいただくようお願いいたします。
(5)両会場とも車でのご来場はご遠慮ください。
※お問合せ先:国立国際医療センター 戸山病院
糖尿病情報センター 「糖尿病 医師・コメディカル 研修会」事務局
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1
e-mail:dm-inf1@imcj.hosp.go.jp
TEL:03-3202-7181(内線:2161) TEL:03-5273-6955(ダイヤルイン)
FAX:03-3202-9906
*講義題目・講師
両会場とも下記を予定しております。講師は都合により変更になる場合がございますので、予めご了承ください。
◇第1日目(東京会場2月7日・大阪会場3月7日)
13時30分~開会の挨拶
13時45分~
「糖尿病診療におけるチーム医療」 国立国際医療センター 戸山病院 岸本美也子
様々な合併症を引きおこす糖尿病の病態そのものから考えても、糖尿病は複数の診療科および複数の職種による連携、すなわちチーム医療が必要な疾患の最たるものであるといっても過言ではありません。本講義ではおもに国立国際医療センターにおけるチーム医療の実際と糖尿病教育入院パスを紹介し、あわせて今後の糖尿病におけるチーム医療のあり方についてお話しいたします。
14時45分~
「糖尿病とフットケア」 国立国際医療センター 戸山病院 石本洋子
近年の糖尿病患者の増加から、必然的に糖尿病足病変の増加が予測されます。病変を足潰瘍や足壊疽まで進行 させないようにするためには、予防的フットケアが最も重要です。本講義では国立国際医療センターにおけるフットケアの実際と該当複数科との連携、および今後の問題点についてお話しいたします。
15時45分~閉会の挨拶
16時終了
◇第2日目(東京会場2月8日・大阪会場3月8日)
10時~開会の挨拶
「改正医療法とわが国の糖尿病診療体制」 厚生労働省 担当者
本年度からの医療制度改革において、糖尿病等の生活習慣病に対する予防対策は改革の大きな柱の一つとなっており、医療保険者に特定健診・保健指導が義務づけられるなど、予防対策の充実と強化が図られています。また、各地域での糖尿病診療計画を、国立国際医療センター等の国の中核機関が支援する体制が導入されており、本講義ではその概要をお話しいたします。
10時30分~
「日本人における糖尿病の遺伝解析と今後の治療戦略」 国立国際医療センター 研究所 安田和基
わが国のゲノムワイド解析により、日本人で最も重要な新規の糖尿病関連遺伝子「KCNQ1」が世界で初めて同定されました。このように、糖尿病の遺伝素因が徐々に解明されてきており、ハイリスクの個人の同定と予防、各個人の病態の解明、更に新たな治療法の開発などへの道が開かれることが期待されています。本講義では、これらを念頭に置いた糖尿病の治療戦略についてお話しいたします。
11時30分~昼食休憩
12時30分~
「糖尿病診療におけるEBM-方法論と活用法」 東芝病院 能登 洋先生
糖尿病診療のエビデンスは日々蓄積されており、また、現在ではEBMという言葉も、もはや耳新しいものではなくなっています。しかし、その活用の仕方は必ずしも正しく理解されていないのが現状です。本講義ではEBMについてその基本から応用までを解説し、それをいかに糖尿病診療に適用するかについてお話しいたします。
13時30分~
「地域医療連携パスとは何か」 国立国際医療センター 戸山病院 高橋義彦
糖尿病診療において地域における医療連携が重要であることは言うまでもありませんが、それを具体化するには多くの障壁があります。本講義では地域医療連携パスとは何であるかを解説するとともに、その地域の状況を鑑みつつ、より円滑に糖尿病の地域医療連携を進めるための基本事項についてお話しいたします。
14時30分~休憩
14時45分~
「カッティングエッヂ-来るべき新薬・新治療と糖尿病の戦略研究(J-DOIT)」
国立国際医療センター 戸山病院 野田光彦
日進月歩ともいうべき糖尿病診療の進展を踏まえ、GLP-1アナログ、DPP4阻害薬、CGMS(continuous glucose monitoring system)、移植医療など来るべき糖尿病の新しい治療をサマライズするとともに、わが国の糖尿病臨床研究を代表するともいえる「糖尿病予防のための戦略研究」の現状とその将来展望についても併せてお話しいたします。
15時45分~閉会の挨拶
16時終了