今般、新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引きが新たな知見を踏まえて、第6.0版として更新されました。
主な改訂部分は下記のとおりです。
<主な改訂部分>
1.病原体・疫学
○変異株について、VUM(監視下の変異株)を追加
○感染経路・エアロゾル感染について更新
○国内・海外発生状況を更新
2.臨床像
○重症化リスク因子に日本COVIREGI-JPの解析を追加
○小児の重症度について、日本小児科学会のレジストリ調査を追加
○妊婦例の特徴について、日本産婦人科学会の調査を追加
○症状の遷延(いわゆる後遺症)について、国内の調査を追加
3.症例定義・診断・届出
○血清診断について国立医薬品食品衛生研究所の報告を追加
○世界のインフルエンザ流行状況を追加
4.重症度分類とマネジメント
○CPAP使用時の感染対策についての注意喚起を追加
5.薬物療法
○ソトロビマブ(セビュディ®)について追加
○妊婦に対する薬物療法を追加
○国内で開発中の薬剤について整理
6.院内感染対策
○マスクのJIS規格を追加
○職員の健康管理についてワクチンの効果を追加