院内・施設内感染の深刻化に伴う更なる感染防止対策の徹底について

各医療機関におかれましては、限られた人材、資材の中で、新型コロナウイルス感染症への対応に加えて、日常診療の継続のために懸命にご尽力いただき、衷心より御礼申し上げます。

現在、全国各地で、新型コロナウイルスの感染が拡大しておりますが、医療・介護従事者の感染、院内・施設内感染が深刻な状況にあります。

医療機関での集団感染を防止するためには、新型コロナウイルス感染症を疑うか否かに関わらず、標準予防策(サージカルマスクの着用、手指衛生)の徹底が必要であり、本日の会員メーリングリスト、FAX情報において、医療機関における感染防止策等について、あらためてお願い申し上げたところです。

上記に基づく日頃からの基本的な感染防止の取り組みが不可欠である一方で、現在の状況を踏まえますと、医療・介護従事者は毎日の検温と自身の体調変化に注意し、体調が悪いと感じた場合には、無理に勤務をせずに休みをとるなど、細心の注意を払うことを徹底していただく必要があります。

この取り組みを可能にするためには、職場全体が共通認識を持つことが大切であり、ひとたび院内・施設内で感染が拡大すれば、各医療機関や各施設等が担っている機能が停止することを改めて強く意識しなければなりません。

つきましては、会員各位におかれましても本件についてご了知の上、上記の感染防止策を徹底していただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、京都府医師会ホームページに掲載中の【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するQ&A(Vol.2)】の『Q23.医院の職員が感冒症状や発熱がある場合は』等もご参照ください。

【参 考】
<府医HP>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するQ&A(Vol.2)
 
<日医>院内・施設内感染の深刻化に伴う更なる感染防止対策の徹底について

<日医>医療機関における新型コロナウイルス感染症の対応について(その3)

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