今後のあるべき医療政策、国の行方について
先般より、京都医報等でお知らせしている通り、府医では、日々の医師会活動の活性化に資するため、医療政策懇談会を開催し、会員の先生方の医療制度への理解を深める一助となるべき機会を設けております。
去る9月9日に京都大学大学院人間・環境学研究科教授の佐伯啓思氏を招聘し、「岐路にたつ日本-どうしてこうなったのか」と題してご講演いただき、盛会裡に終了いたしました。
この度新たに、下記日程にて、山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻医療政策学講座教授の村上正泰氏をお迎えし、「わが国の国家的危機と医療政策の行方」と題してご講演いただくこととなりましたので、お知らせいたします。
会員の先生方には大変興味深いものになるかと思いますので、是非ご参加いただきますようご案内申し上げます。なお、講演要旨は下記をご参照ください。
<講演要旨>
なぜこの20年にわたって国家が融解の道をたどり続けてきたのかという観点から、世にはびこってきた「構造改革」論議の陥穽を政策面だけではなく思想的にも振り返りながら、今、再び医療政策の領域でも「新自由主義的」改革復活の兆しが見られる中、今後のあるべき医療政策、更にはこの国の行方を考えていきたい。
日 時:2月23日(土)講演会:午後5時~6時30分、懇親会:午後6時30分~
場 所:ホテルグランヴィア京都
講 師:山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻医療政策学講座教授
村上正泰氏
演 題:「わが国の国家的危機と医療政策の行方」
参加費:無料
村上 正泰(むらかみ まさやす)氏 ご略歴
1997年、東京大学経済学部卒。大蔵省(現・財務省)入省、カリフォルニア大学サンディエゴ校国際関係・環太平洋地域研究大学院留学、厚生労働省保険局総務課課長補佐などを経て、2006年7月に退官。厚生労働省出向中に医療制度改革に携わり、医療費適正化計画の枠組みづくりを担当。2010年2月より、山形大学大学院医学系研究科生命環境医科学専攻医療政策学講座教授(現職)。
著書に、『医療崩壊の真犯人』、『高齢者医療難民』(共著)など。
※参加申し込みは、下記参加申込書(PDF)ファイルをダウンロードいただくか、
京都医報2月1日号付録「保険だより」の『参加申込書』をご利用の上、FAX
(075-354-6097)にて京都府医師会保険医療課までお願いいたします。
「医療政策懇談会」参加申込書(PDF)